東の端の日本と言う国
今日本にこだわっている。
国際化の波は島国日本を随分ひん曲がった形に変えてしまった。
老人の孤独死、所在不明の100歳以上の老人達。「60代の一人暮らしの男性の孤独死」が
取り上げられていたが、私が尊敬し愛した先輩諸氏も皆既に60代の大台に乗って来ている。
テレビで昔ジャニーズの若者が今はお父さん役をこなしているのを見るとあっという間に
変わってしまった自分の周りの環境に唖然とし、時間のスピードまで早くなった事を感じ
ざるを得ない。
しかし、空海さんから始まった日本の歴史の読み取りは『日本人ていったいなに?何処から来たの?』
日本人のルーツは何なのと考えてしまう。東京女子大のインスチュートに通っていた時DNAだって
正確ではないと表現された専門家の言葉にびっくりもしたが、日本人のDNAをみると多くの民族の
混血型だと言えるときく。アイヌの人々の中に純血種がいるとか聞くと、ますます私達日本人のルーツ
が知りたくなる。
中国の青海(ちんたお)から日本を見たとき対岸にみえた。あの島影は隣の私の国であろうと思われても
不思議はないだろう。それ位日本海は狭いのである。秋田の浜辺で見知らぬ国の人が耳慣れぬ言葉を使い
何隻かのちいさな船で頻繁に上陸していたのを見かけた人が居る。「昔から良くあった事」なので気にも
止めていなかったそうだ。そう、この日本と言う国の人は無防備だけではない危機管理という事だけではない、
防衛本能すら感性の中にないのではないだろうか。地震のことにしてもそうである。喉もと過ぎると熱さ
わすれる。本当に紀元前から多くの人がこの国にやってきている。そして帰化人としてこの日本でくらして
いることはあきらかである。日本人が日本人でありえる最低の要素は誇り、プライドだと思う。だれにへつらうことのない、
日本人という誇り、である。