天河

22日朝4時15分に身体が自然に起きた。
空は満点の星オリオン座が目の前の大きく瞬く。今日の行動がこちらに来た時から
行くべきか行かざるべきか気になっている。

今夜は十五夜10年に9回は見れないと言うあのお月様中秋の名月

奈良の斑鳩の里から和歌山に入ってきた時と言うよりここに来る前から
私の口は「天河」と言っている。そして和歌山に入ってくる前に「天川」の文字を見せらて
かなり近い事を認識させられた。

そして今日私は「本当に天川に行く必要があるのでしょうか?」と問うていた。私の中では
南北朝の根源はこの神社であると思っているのだ。そんな所に何故心が動くのであろうか?
「行って見なさい。行けば解る。」と言われた。いわれた以上行動する。

総勢6人で行く。私の中で「裏天川から行く。」となっている。物凄い山道を渓谷づたい
に車は走る。天狗と一戦交える為に行くのか私の中が興奮している。
大変な道のりを指示どうり走りぬけどうにか、案内所で小休止である。
「大峯六宮天河弁財天社」が天河神社の本名称である。車寄せから入り車を降りると
もうもうとした煙が上がりなんと大峰山イカ自らの火の御神事が行われていた。
山伏姿の人々がほら貝を吹きこの宮のご神職が拝み、その下で勤行を行う大峯さん最高指導者
は、印を結び、左右に置かれたお塩の乗せられた石を枝で叩きながら何かの真言を唱えている。
普通の人間には何をやっているのだろうと言う行為だが、何と私のデジカメははっきり神の到来を写していた。真言恐るべし。印恐るべし。

密教の真髄は真言と印にある。しかしこれを私に見せるために「行け」と言われたのか・・・
私にはもっと深い意味を感じた。

昨日は弘法大師の日であったため、高野山の根本道場「大伽藍」の前で緋の衣をお召しの
最高指導者(ゲイカ)にお会いした。今日は大峰山の最高指導者(ゲイカ)である。
この旅は私に多くのキズキを与えてくれた。