源良院にて

みなさんはお寺さんと言うと何を思い浮かべられるでしょうか。

死というものと隣り合わせの場所、なかなか出かけない所なのでしょうね。

またお寺様も敷居の高い所が多くて身内の生き死にの時にしか行かない、ということでしょうか。

また、宗派と言う垣根があって、他派には行ったことが無いというのが普通でしょうか?

私も、源良院さんや他のお寺様のご家族とお付き合いする前はそんな風でした。

一昨日の蕎麦打ち会で久しぶりに寄せて頂き、本堂の静けさに誘われて又昨日も伺ってしまいました。

そこでご住職が出してこられた掛け軸の中に地蔵菩薩の掛け軸がありました。

我々女性はこの地蔵菩薩には大変お世話になっております。

地蔵菩薩は賽の河原で親を待ち石を積んで遊ぶ子だもに声を掛け天国に導くお役目の菩薩様です。

お話では、何か皆さんのお役にたてないかと思い、たまたま江戸時代の作であろう、地蔵菩薩

版画の板を見つけ発案なさったそうですが、この掛け軸のお地蔵様は木に彫ってある板に墨をつけ

刷り上げて、お経を読み上げた後、皆様にお渡しすることになるそうです。

この紙をご供養の後燃やすことで水子に対しての供養となり、地蔵菩薩に我が子をお願いすることが

出来るということでした。なんだかご住職のやさしさが伝わる良いお話が聴けました。

皆様もEHCのお仲間としてたまには、御坊様のお話を静かな本堂で伺う事をお勧めいたします。