マチュピチ「発見」100年インカ帝国展
私の一番若いボーイフレンド達と多田さん、u・jさんと共に
インカの何かを知りたくて3時に上野の国立科学博物館の前で待ちあわす。
私は宣伝の写真が気になって気になってしょうがなかった。子供の生贄と共に
葬られた人形から何かを感じるかと思いこの拝観を計画したのだ。
まず、インカ帝国があったその時代を私はもっと古いと思っていた。
しかし10世紀から徐々に発展し15世紀前半から16世紀後半にスペインの
侵略の元滅んでいったこの帝国の年代はなんと、日本では
室町時代と言うことが解った。そんなに古いことではなかった。
私の感覚ではもっともっと古い時代のような錯覚を起こしていた。
一緒に行ったU・Jさんは子供が欲しい人だった、しかし午前中の読み取り
からすれば、彼女の中には大事にしていた子供をこの生贄に出さなくてはなら
なくなった若い母親が深々と頭を下げていらした。
U・Jさんは案の定 子供のミイラの副葬品の中にこの人形があったようだが
十センチにも満たないこの人形に近づいた途端お腹が痛みだした。
やはりこの人形は何らかのアクションを起こした。
彼女はこの展覧会に引っ張られるように地方から出てきたのだ、よほどのご縁であろうか。
この都にはインカ各地から美しい女性達が集められた。この中からインカ王の第一王妃
を「月の娘」として崇拝の対象になる女性も誕生したようだ。もちろんインカ王は太陽の
息子とされていた。インカ帝国の組織作りも文字のないこの国の情報伝達方法も
興味深いものがある。
また、インカのミーラに関しても単なる死体の形状ではなく深い信仰と宗教による
神聖なものであることがわかった。
分厚い資料を抱えて帰った。
ご興味のある方、6月の24日までやっていますよ。