どうも私と言う人間は・・・

無類の知りたがり屋である。

友人から「もののけ姫に出てくる猩々(しょうじょう)ですよ。」と話に出れば

この猩々について調べてみたくなる。辞典にはオラウータンチンパンジィーのような

霊長類と出ている。それは見える世界で言っていることで見えない世界の見え方ではない。

物の怪の類で中国から渡ってきた思想中のものとされている。

人の住むずーっと前から存在していた地縛霊の一種と言う人もいるようだ。

その様な霊体は山の奥深くに存在して生き物のあり様をズーット眺めている。

私には土地神様のお使いとも見える。土地を荒らしたものを懲らしめる役目を

になっているらしい。しかしこの猩々なる霊体は竜神さまの統治下にある山では

竜神様の言う事を聞く。

この霊界のしっかりした成り立ちを崩してしまうような行為を人間がした場合

見えない世界が動き怒るのである。そこには自然を越えた人間の傲慢さが手に取るように存在する。

もう一つどうしても気になる出来事があった、箱根ロマンスカーで小田原から乗ってきた女性と

目があった、どうしたわけだろうか?顔が真っ赤であった。

ひょっとしたらアトピーの酷いものなのかもしれない、心根のかわいらしい女性で

目が私の目とあってニコリとした。まるで相手は私の事をよく知っていたようなのだ。

私の二つ後ろの席に座った。私がほんの数分まどろんだ間にその存在が消えていた。

なんだか不思議な気がした。

猩々を調べて頂けば解る事なのだが、猩々の特徴は顔が赤いのだそうだ。またお業にたっぷりの

酒を使うように指示が来た。猩々の好物は何と行ってもお酒だそうである。