懐かしい人

市川猿之助を襲名した、亀次郎さんがまだ、慶応の大学生になったばかりの時、友人の関係で

一度だけゆっくりお会いしたことがあった。お父様と共に、先代の猿之助さんの元を離れ

、大歌舞伎に帰られる前だったと思う。「大きな虹が大陸から日本にまたがって、かかっています。

将来的には大変なお役目を果たされるでしょう。」と言ったと思う。

歌舞伎界の若手の筆頭として大きなお役目を担っておいでの様だ。

それから何度か舞台を拝見している、私は彼の美しい手が好きだ。女役の舞踊は群を抜いている。

「まあ」の爪を噛むしぐさ、「ナメクジ」の表現方法等々ブロマイドも持っている。

今日彼がテレビの紀行番組に出ていた。「熊野古道を行く」その時の彼のコメントが彼らしい。

「これは、縄文時代ですね。日本人の原点はスサノウではないだろうか。巨石文化は縄文ですよね」

また、人間同士じっくりお話ししてみたいな・・・大人になられたようにお見かけした。

私もじっくり熊野古道を歩いてみたい。