人の身体は異次元です。

初級コースの新年会も終わり新富士のN女史が身体の極端な不調を訴えてきた。

彼女と箱根にご一緒した人はご存知だが、自発同行という気功のように身体が勝手に動き

反応します。

施療をするにもこの動きを封じなければならず、

「どうすればこの動きなくなりますか?」と質問すると。頭に鍼を打つように場所が示された。

鍼は二か所「終わりました」「首を傾けろ」「首を回してください左に首を傾ける。」すると妙なもの

を、霊視がとらえる。筋肉が切り裂かれている一刀両断の切っ先はこんなものであろうか ?

その大けがはお腹の真ん中をへそより下まで降りている。よほど恨みの念の強い者しかこの様には

刀を使えないであろう。そんな身体と憑依したその霊体との駆け引きだ。

和解成立。こんなことに費やす時間はないのである。彼女の身体が落ち着き身体が動かなくなったのは

それから二時間が経過していた。全てから解放された彼女はさばさばした顔をしていた。

今はもう家に帰ったであろう。私は古代に夢を馳せている。しかし何方であろう?

この様に人間の身体は、十分に異次元なのである。