百度の練習

演劇の台詞覚えの最大の練習方法は百度同じことをやる。という事だと演出家から言われる。

サックスをやっている孫まで、同じことを言う。

「私は利口な人じゃないから間違えた所より前からやり直す。指や唇が覚えるんだよ」と私を諭す。

今日は私の役柄に対してじっくり考える時間が会った。しかし、考えれば考えるほど私の役は

初めから難しい。みかん1個を食べる感覚もつかみにくいし、なくなりかけたミカンを巷で

探すのも大変だ。みかんをどう食べれば、台詞のスピードに間に合うかだ。

さあ皆さんに解って頂く為に特訓である。「私はドン・キホーテ。私はドン・キホーテ。」

出番の前に何度も心に刻まなければならない。私は72歳の老婆なのである。(67歳だけど。)

ドン・キホーテシンドロームを会場に起こさなければならない。