原稿引き渡しの日

「待っていましたよ。」社長のその一言に心の奥で涙が流れた。

何回もの書き直しと、自分の文章の未熟さに、どうこの感情や、激怒の様を表せば

よいのかという葛藤の日々が思い起こされた。私の言葉で書かなくてはならない。

我が部屋に吹き荒れた紙吹雪の室内をお目にかけたかった。そんな登場の仕方の

花の香の御方。もうお目にかかる事はないだろう。そう思うと、ちょっぴり、センチメンタルである。

終わった報告をまず、吉祥寺の井の頭公園のエネルギー体に感謝を申し上げる。ありがたい。

こころがとどいた。空の低い所に龍雲が舞った。そうなんです。人とは可愛いものなのです。

ヒカルランドの社長さんは少年の様な心を持ったお方だ。

「しっかり読みましょう。」と受け取って下さった。内容を吟味して表紙も変えましょうと

言われた。やはり、「龍」に対する扱いはご存知の様だ。「龍」も

この出版社を選んだのであろう。