思い立って箱根へ

箱根湯本からバスにのり箱根ガラスの森美術館に向かいます。珍しく娘と母の二人旅です。彼女がまだこの美術館に行ったことがないので、ここの贅沢なガラス美術館を見せたいと思っていって見ることにしました、
また、ここのフルーツティを味わってもらいたい、いつも忙しく働く娘の癒しになればと、おもったからです。ロマンスカーの下の道は渋滞です。箱根小涌園先の蓬莱園で降ります。三河屋旅館さんに泊まります。昔この高級旅館に三度ほど泊まった記憶がある。一回は母の日に、と子供達からのプレゼント、もう一回はホワイトマンの石原くんの散歩の達人の岐阜から、東京までの旅の宿として。もう一回はこの旅館の重要文化財の部屋に泊まり、日本文化の建築を堪能し、家族風呂を堪能する為の二人旅で来たものです。
箱根湯本駅付近の物凄い観光客の人数が車の運行すら止める勢いですが、娘と二人で、人混みを避けて裏道に出て、湯葉屋さんのお客の多さにビックリしながら、今は箱根見番と言う、芸者さんの見番でやっていた、落語会を見てきました。3時までには三河屋に入らなければならないので、芸人さんを二人鑑賞して見番を後にしました。バスで小涌園、蓬莱園行きに乗り、バス停に着く度に、どのバスに乗ればいいのかと訪ねる人に、運転手さんがやどを聞いて、バスの番号と乗り換え場所を教えているのにビックリしました。
箱根駅伝で有名なホテル富士屋さんが2020年迄に大改装していました。すごく変わりそうだ。富士屋ホテルさんはセミナーで、使ったり、ラウンジでお茶して時間を潰したり、国際会議に使われた、ビュッフェルームで食事をしたりして、良い時間を過ごした思い出深い所だ、あれがどう変わるのか?
蛇骨野を通る、蛇に反応する自分が面白い。
三河屋旅館さんは素晴らしい。明治の始めに海外の外国人に人気のこの地に蓬莱山からの温泉を引いて一大温泉観光地を作った、人 の情熱が伝わってくる。ここの温泉はいつ迄も身体がほてっている。蝉の声もここ、箱根の山はひぐらしに変わっている。これから、強羅駅で上がる花火と大文字の送り火が今夜のメインである。パラパラと休み休み降る雨も行事を妨げる事は無さそうだ。
豪華な夕食の後一度部屋に戻り、5階のベランダまで上がる。時間を少し過ぎてからまず花火の大玉が上がる。山々を揺るがし、響かせる大音響と共に次の大玉があがる。それを合図に大文字に点火した。山は雨雲が低く垂れ込めていて、着火はすれすれセイフだった。
娘は花火師さんの大変さを思うと、最後まで見ていくと言う。羽織を着ていたが、風邪を引きたくなかったので、私は早々に失礼した。しかし、箱根の花火と大文字の日に急であったが、宿泊出来た事に神様に感謝である。