初めての街、御徒町。

御徒町に住んだり、仕事がここの人は何何通を歩いて、などと言われてもきっと解るのだろう。初めての人間はそうはいかない。ましてや、遠うそうだ、つい、タクシーにのる。しかし物凄くいい人で、ラッキー。彼はサラリーマン時代の事を懐かしそうに話してくれた。
そうだよな、私達の時は、スマホもなかった。手書きの地図を片手に探し回ったものだ、電話だって無かったな。二人で桐箱屋を探し回り見つけた時には、大感謝だった。