戯曲セミナー後期始まる。

待ちに待った、戯曲セミナー後期が始まる。
胸をワクワクして、5時には高円寺に着いていた。お気に入りのコーヒー喫茶店で、アメリカンを注文して、一番奥の席に座る。
宿題の戯曲を読む。矢代静一作「宮城野」である。矢代静一三島由紀夫と無二の親友であった、話やこの作品の中を舞台サイドの人間としてどう読み解くかなど大変興味深いはなしが盛りだくさん出てくる。その中で井上ひろし初代会長が話した、話が興味深かった。
作品を書くと言うコップに作家は、ポタリポタリと水を溜めていくそうだ。
半分でも書かない。八割でも書かない。コップに水が一杯になっても、表面張力があっても書かない。作家はコップから水が滴り落ちてからその感覚を確かめて書くのだそうだ。
私の書き方とは随分と違う。しかしそうだろうな。一流とはそんなものだ。私のようなインスピレーション作家とは違うはずである。まだまだ、学ばねば。