今から左目の手術に行きます。
昨日早朝から息子夫婦と父の家の整理をしていました。私は妹から指示があった高価な器類を運ぶため、丁寧に包装しておりますと、息子が、
「おじいちゃんの本当の遺言をみつけた。おじいちゃんらしい、たった一言だよ。」と言います。
何?見ると、「死ぬまでやりたいことは、全てやる。」と書いてある一言でした。
私はまるで、父の思いの様に生きたかったようです。
父も私の様に自由に生きたかったのでしょう。
故郷広島への熱い思い、ワシの先祖は、瀬戸内海の海賊よ。大海原で暴れたものよ。と酔うとよく言っていたことを思い出します。
しかし、脳梗塞を患ってからは絵と習字と仏教の日々でした。きっと思ったようにはならなかったでしょうね。怖い母という管理者が居りましたからね。
今父の魂は何に興味を持って居りますでしょう。
父の五高の制帽とバッチが出て来ました。
懐かしく、持って来ました。
さてさて、右目と違い、左目は眼圧がかかると、手術中にちょっと痛みが有りました。しかし先生の技術を信用していましたから、「ウ〜」くらいで済みました。手術後亀戸梅屋敷まで、歩いてみました。すると、変な女の人が、声をかけてきました。「すみません。私北千住から歩いて来ました。妊娠してます。」そんな若くは見えない。
きっとタカリの一種だろうと思うけど、面白い。
「何が言いたいの?」と聞いてしまった。「千円下さい。」やはりタカリだね。財布の中にも千円はなかった。振り返るとコンビニである。良い経験をさせて貰ったから、コンビニでお茶と、どら焼きを買い、「ハイ、お三時。」と言っていわたす、それに、1000円を渡そうとすると「2000円」
という。「嘘はダメよ。」とよく見える右目でジロッと見てやった。図に乗るタカリも初めてだね。ああやってあの女は1日幾ら稼ぐのだろう。
寒空に薄着を三枚しか、着てない。
色々な人生があるね。芝居は上手く無いし、でも人に声を掛けれたから1000円とお三時が手に入ったんだよね。帰りにコンビニの側でコンビニの袋を持ってまだいた。馬鹿だよね、きっと誰かに教えられたようにやっているんだね。あの歳になって妊娠だなんて。よっぽどの馬鹿か面白がりか江戸っ子じゃなくちゃあ、引っかからないね。
アハ、引っかかっちゃいました。