親とは

私をこの世に送り出してくれた、唯一無二の存在。

私は、父親っ子。大好きな人、私が広島のセンテイの裏の大田川に落ちた時も救ってくれた人。

実家を母の意見で始末する様になってから私の息子の意見で、かなり父の遺品をもってきた。仏壇の魂抜きをしてから葬儀の時に使った大きな写真も私の部屋に連れてきた。なんだか寂しそうだったからだ。今は「お帰り」とニコニコと笑ってくれる。

若い時から、ハンサムで、母をヤキモキさせた人だ。

私から観ると、オトナのルールをわきまえた、素敵な人でありました。京都の遊び方も知り、歴史も良く知る人、日本の事も良く考えていた。もっと話をしておけば良かったと今さら思う。私は自分を見ると、父の子だと思う。

私が長男だったらきっと父の様な男になっただろう。

女だからこんなに自由なんだ。そう思う。

母と父が喧嘩をしたのを見た事がない。何時も母に譲っていた。

そんなこんなを思いながら、今日は写真の整理をしよう。