来た。
けじめを付けたら来た。今まで平成8年のブラジル旅行以来の懸案であり平成22年の9月で新たな展開がきた、ということが確かな人物の登場と共に起こった。天のご差配に感謝としか言いようがない。しかしその人は病院のベッドで手術6日目の体を横たえ眠っていた。御年90歳その面にはある種の人の持つ充実感と深く額に刻まれた執念が感じ取れた。少しでも永い命の延命を望まずにはおれなかった。生きていらっしゃる内に私達に何が出来るだろう。精一杯やるしかない。誓いを新たにたてる。大変な人生だったこの偉人の手を握りしめていた。