言葉を学ぶ

R女史がお釈迦様の教えの中に「無財の七施」というものがある。

お金を使わずに人に施す(ほどこす)ことが出来る教えである。

此の中に「言辞施」コトジセ(ことばのいやし)があるというのです。
 『言葉は、大きな力を持っています。言葉には言霊と言うように魂が入っています。
真言マントラ)を正しく申しますと神仏と繋がります。「ありがとう」「はい」「すみません」「どうぞ」「ご苦労様でした」と耳に気持ちの良い言葉を言えるように心がけたいものです。聖書にも「始めに言葉ありき、言葉は神なりき」とあります。とても大切なことです。寺の
山門の掲示板に

1つの言葉でけんかして
1つの言葉で仲直り
1つの言葉で手をあわす
1つの言葉で涙をながす
1つの言葉はそれぞれに1つの心をもっている
言葉1つに気をつけましょう

と書いてあった。

夕陽さす施設の庭に もずなけり
するどき声の母によく似て

非行少年がよんだ歌です。この子のおかあさんが優しい言葉でいつも
接してくれていたらと思うと心が痛みます。』
これはR女史がHolotoropic Club に掲載されたものです。

ある若い夫婦が真っ青な顔で私のところにやってきました。

産婦人科の先生(若い女医さん)に「7ヶ月目にしてはお腹の赤ちゃんが小さすぎます。
エコウで胃の部分が見えない。」こんなこともこんなことも考えられます。と悪い方向のことを
聞かされて不安になってしまったのだ。

初産の妊婦にとって何でもが初めての経験どんな一言でも権威ある医者から言われたことは
神様から言われたことにも等しい。私からは「大丈夫ですよ。私が居るでは有りませんか。
大丈夫です。1月には良いお子さんを授かりましょうね。」といってあげられた。

本当に簡単には言葉を使えませんね。