「立ち位置」について

まず自分の「立ち位置」と言う事についてお話ししたいと思います。

これはあくまでも仕事場の立ち位置です。

剣道で言う「間合い」を知るということに尽きます。

まず、自分を知る事(我を張らず、全てを自分に集中させて千変万化に動ける姿勢を取る。)

この時、自分の実力の全てを温存する。(集中力と持続力です。)

瞬時に相手の実力と弱点を分析する。(真剣の場合それで命を落としますし、手の一本位い簡単に

無くなるのですから)

正確な分析が出来ればできるほど相手との「間合い」が取れやすくなります。

この時の「立ち位置」は安全かつ相手がよく見え、自分の心に余裕を持てる距離が理想的です。

自分と言う人間は偉くない、何でもないのに上席が与えられてしまった、と言うような場合。

つい気張ってしまって、上から目線でものを言ってまずい事になった方もおありでしょう。

何と可愛い方でしょうね。

生来の「間合い」を持っているうらやましい方もおいでです、決して出張らず相手が望むように

全てを力を抜いて預けておられます。(桐島洋子スタイルとでも申しましょうか)


自然界の「立ち位置」から言えば

人間の「立ち位置」としては、この地球に生存している一動物に他なりません。

動物はそれぞれ自分の特徴を誇示することによってその価値を表現しています。

「私は猿である。」「私はアリである。」「私はゾウである。」と

我々群れて生活し、やたらに見せびらかすものが増えた人間は自分を誇示するには大変やりにくい

わけですが、「一つ自分はこれだ」と表現できるものを持った時の強さというものを先輩たちに

学びます。


家族のおられる方は家族と言う小さな社会単位の中で、自然にそれぞれが出っ張ったり引っ込んだり

しながら、バランスを取っていますよね。この均衡が崩れることを家族崩壊というようです。


このバランスは人間社会の一番きずかなくてはならない事です。

全ての人間があなたの思うようにはなりませんよね。

貴方だって、受け入れられない人間もいれば合った途端に大親友、ということもあります。

人は寄せ集い、そしてまた別れ留まることなく流れていきます。また合う事もあるでしょうし

濃い、薄いのお付き合いも生まれてきます。

やけに人に好かれる人も居れば、嫌われる人も居て当然です。バラバラな性格でも何だか

群れ集っているところもあれば、しっくりいっている様に見えるところもあります。

中の内容はいざしらず、外見ではうまくいっているようですがその実態は・・・

良いんですそれで、自然にお任せしましょう。それが一番抵抗のない立ち位置なのですから・・・