喪ということ、と言う歌

福岡の講演(1月31日でした。)でフトマニの話をしたときどうして

この歌を引き当てたのかわからなかったが

今日その理由がわかった。私の古くからの友人である女性書道家が亡くなられたという訃報を受けた。

30日東京は大雪で病院から家族に今日が峠でしょうという話が午前中あったという。

いつもは手や足を触られるのを嫌う方だったが、最後は孫に手を握ってもらい、娘に手を握ってもらい

眠るように永眠されたそうだ。お料理はだしを気にする方であった。


もぬう

もにぬえる  みははたやすく  あらためず  もとのわかみに  くらへぬうなり


訳しますと

人が亡くなると言う事をあなたは解っていますか、それは自然な事なのです。たとえ喪の時期だ

といって、普段と違う衣類にさえ変えることは無いのです。

それは忌み嫌うものでも、派手ばでしい事でもないのですから、

ウの世界に帰るものは皆幸せなのですから。

となるらしいのです。

私も、眠るようにいきたいものです。大きな古代人の世界観に触れながら・・・