今夜は久しぶりに両親の顔を見てきた。父は要介護度2だそうだ。
母は要支援1だという。
ご近所さんが「奥様のほうが要介護が付きそうなくらいあちらこちらに支障があるのに
介護認定ってきついのですね。」といわれたとか、
「自分で生活できていて、ボケがない人は、要支援だそうですよ。」と話したそうだ。
月に一度足の爪を切りに行く。体調を整えるために施療もする。今回は妹に頼まれた。
「血小板数値が大変に低い。直して」と言われる。今回は胸腺をコントロールできる
溶剤が大変役に立った。生徒さんにも同じ効果が期待できる。私の第2番目の相棒である。
良いものと出会ったものだ。
さて、わが両親も93歳と88歳である。二人きりで暮らしている。母がしっかりしているから
助かっている。父は近頃あんなに好きだった広島牡蠣を気持ちが悪いと言って食べないそうだ。
ラフランスもあんなに好きだったのに知らんと言って食べなくなった。と言う。
「貴女は若い人がいて良いわね。」いやいや、私が実家に覚悟して帰ったとき
「私たちの生活を邪魔しないで」と言って私が実家に帰ることを許さなかった母である。
歳をとったエゴがここの所強い。
「貴女はぽっくり死ぬような力は持っていないの?」
「えっつ。私にあなたをぽっくりいかして欲しいと言ってるの?」
「それってあなたの死に手を貸してと言っている訳?殺せと?」
そう言われてはっと気が付く母である。
「川柳でね、『死にたいと、いってるわりに、病院通い。』というのがあるけど、
私も同じか・・・」そんなこと考えると妹の友人のお母さんたちは母とおない年だったが
もう私しか残っていないのよ。なんて言い出す。死ぬことを考えると、眠れない。
3時間も話をするとつい本音がでる。
「どうして、娘を一人自分たちのそばに置いておかなかったの?」と聞いてみた。
あたしたちのそばに置いたらあなた達の未来が無くなるから二人とも出したのよ。
へ〜〜有難い、親心ですね。しかし二人ともしっかり育ってよかったわね。