舞踊家

わが娘のお師匠さんである,吾妻寛穂先生の寛穂の会が国立小劇場でもようされた。

600客席の500席以上を埋める、大盛況であった。吾妻流の鷺娘座敷舞は

品格のある美しさ、日本人形の様な立ち姿、白の着物に内襦袢の赤が目に鮮やかであるが

この赤が体の線をより鮮やかに観客の目に印象ずける。お背の低い先生が大きく見えるのも

全ての効果を考えられた結果だと感じた。

次の作品は、大地の母と言う題材で、モンゴルの馬頭琴の名手とモンゴルの歌の名手。そして日本の

笛の名人との協演である。その音に合わせて舞われる寛穂先生。女の情念、悲しみを舞わせたら

この人以外には考えられない。モンゴルの満天の星と、緑の大地を表現したバックの

舞台も素晴らしかった。

その後楽屋へ伺う、武蔵の芝居塾の面々最後にご挨拶させていただく。楽屋も味わうことが出来た。

舞踏観劇の後は忘年会である。飲み放題が気に入りました。こういう時飲める人は幸せです。