幸せ。

私はつくずく幸せである。
昨日芝居を見に行ったが、そこで前からの友達二人に会った。勿論私の正体は知らない友人達だ、物書きである事すら知らない。
「私達位年を取ると、スイも甘いも知っている丁度良い年ごろなのよね。でも世間からは忘れられて、私はテレビババよ。嫌になる。」
70代のつぶやきである。
もうちょっと待って、その60代、70代が面白い事をやり出すんですから。人間、歳ではないのですよ。やる気なんです。と言いたかったが。
まだ、時期が早いと思い、めの道の事は、いわなかった。

彼女達は、あきらめている。私は次から次とやる事がある。忙しい。今日は中級クラスである。

彼女達を見ていると、何かを忘れている。又死と言うものを恐れている。喋る人が居ないのだそうだ、世間にやるせない不満をぶつけている。体調の不満だったり、家族に対しての不満だったり、何もすることが無いからだそうだ。

もったいない。私はやる事が有り、不満はおかげさまでない。故に幸せである。

私の生き方が楽なのは何かを得たいなら何かを捨てる。
何もかも要らない。あれも、これも。と思っていたら、ただでさえ忙しいのに
時間が足りなくなるからだ、近頃お手伝いして下さるかたも、いて、助かる。