キングダム

ご存知ですか?これは原泰久先生が描いた秦の始皇帝の話だと言う。史記から離れないように書かれたと聞いた。今日は仕事が終わったら是非、映画を見たいと思っていたが、クライアントの話を聞くと言うカウンセリングには欠かせない良い、チャンスが巡ってきたため、映画よりそちらを優先させた。

 

しかし、時代の流れの中に始皇帝の話が浮上した事は何とも因縁深いものを感じた。

私は今までに中国の西安に二回も秦の始皇帝の御陵や兵馬俑博物館を訪れている。その時々に見え隠れする、この時代の事には、大変興味を持った。

当時の貴族の墓を一つ暴けば博物館を一つ建てねばならないと案内人は言っていた。

秦の始皇帝の乗り物でさえも今でも珍しい合金が使われていた。これも、より相手より強い武器を持つ為の戦いから生まれたものだ。

中国という所は戦いが起こると土から人が湧くと聞いた。確かに今だに土の中で生活する人が居る国である。

中国の歴史の中でも一番興味を持つ所だ。

兵馬俑で、一人一人が可愛い兵隊であったのだろう。その兵隊に敬意をはらってか、顔が皆違うことや、軍師という人も命がけで、占いや、占星術に長けて、戦に勝てたものだけが、命を繋げた事などがわかる。

何と言っても、自分の城に池が欲しければ、その土を掘り固めて山を造るのが中国という国だとしった。

司馬遷の描き物に始皇帝の墓の話がある。其処は

不老不死を望んだ始皇帝の死の宮殿だそうだ、流れる川は水銀で出来ていると言う。この大量の水銀は

日本から調達された、と聞いたとき見たいと思いつい目を閉じてしまった。

初めて見た死の王宮は完璧であった。ここは暴いてはいけない。余りの圧巻にただただ頭を垂れた。

始皇帝の魂は永遠に此処に生きている。

 

この漫画の原書を読む為19時から22時まで、漫画喫茶にいた。67巻まである。こんなに時間をかけたのにまだ4巻しか読めてない。でも面白い。

今日も少しずつ読むつもりである。