梅若 井上和幸 先生の能

井上先生のお話に舌をまく。

謡曲は結婚式で唄われる、「高砂」をずっとやっている。

今日は先生から興味深いおはなしを頂けた。

能の世界で、観阿弥世阿弥は次元上昇を試みた。我々は三次元この世、橋掛り(花道に見えるが違う。)の奥は四次元あの世そして、舞台次元上昇により、違う次元を見る事が出来る場所。舞台の奥に見る古松は神代を表し観客から神代が見えるようになっている。橋掛りの若い松はあの世への誘いの意味があるらしい。

 

能は高級なものと間違えられているが、昔は村々をまわりあるいた。「翁」は謡曲のなかでも神の能と言われ昔は1週間一汁潔斎して禊、精進して舞ったそうだ。その時女性は側にはいてはいけない。出入りも許されない。女性は不浄のものとされたようだ、武家社会の名残だろうか?

梅若  流派は丹波篠山の明智家のお抱えだったそうだが、信長を打ち、逆賊の汚名をきた。しかし徳川家康がこの梅若流を保護した。凄い歴史だ。

そして、今書いている、沖縄物語の疑問がスルスルと溶ける面白さがあった。

ノロだちが5.7の唄を唄う。5.7の唄は神への 祝詞なのだそうだ。オモロの唄は記録され残されている。

このオモロのうたが残っており歴史を垣間見る事が出来る。何という歴史の深さ。f:id:amanokotone:20190808201131j:image
f:id:amanokotone:20190808201128j:imageあー面白い。

また、井上先生が、日本の神代とローマ神話が繋がった話しもしてくださった。ローマの円形劇場はなんと、医療施設であったというのだ。ここに集まった病気の人達は演劇を見る事で心を直していた。と教えてくださった、能にも同じ様な働きがあり、シーター波などの治療波が出ていたに違いないといわれた。

 

また、能の効用は自らが歌い舞う事による効用によるともいわれた。私の元気は今まで巡りあってきた方々の出会いによるところが大きい。

それも、自分自らが実行して、初めての事である。

4時半からの用賀でのお稽古に恵比寿廻りで伺ったが何と遠かったこと。お稽古場に30分も遅刻してしまった。

お稽古の後、素敵な話しを皆さんにご紹介すべく、遅い夕食を食べながらブログを書いている。

 

さあ、そろそろ沖縄物語を書きに帰ろう。

腕がムズムズする。