親心
此の歳になって思うこと、
特に母である身が思うこと。
どうぞ我が子達よ私より先に死なないで欲しい。
私より幸せな老後を迎えて欲しい。
かつて、私の母は私達姉妹に事ある事に言っていた。
哀れな老後だけは、迎えないで欲しいと。
今は子供達も心配なく生きてくれている。
しかし、私が重荷に成る時が来たらさっさと放してくれて欲しい。
どうにか生きてさっさと光になるから。覚悟は出来ている。
しかし、子を先に死なせる覚悟は未だ私には無い事に気が付く。
ヤハリ子には私をみとってから死んで欲しい。
これも欲だろうか?