死というもの
この地球では身体を持つと言う事は生まれそして成長し、
次の世代を生み又育てどんどんと加速して死と言う現実と向き合う。
「死」と言うドラマチックな幕引きは神様(私たちの想像できる偉大なる者の総称)が用意
されているものの中で我々生き物にとって自分の全ての周りに大きな影響をもたらす。
どんな人の「死」でも同じだ。特に血を分けたものの死は考えられないダメージを
残されたものに与える。
しかし、今まで多くの人の死というものに立ち会うことで解ったことがある。
私の死というイメージが徐々に固まって行く勉強もここからさせられた。
この地球上で「死」を与えられることは肉体的な「苦」を取り除いてもらえる事である。
十分生き切ってさえいれば、本人は魂のみになり真の自由が与えられる。
どんなに、大きな病気を与えられていたとしても全ての苦しみから解放される。
この地球上で生きるという大きな課題を終了して、次なるステージに移行していくのである。
もし、この死が少しでも延長された人がいたとしたら、周りは残された時間を珠玉の物に
すべく、その人の口から出る言葉を静かに頂くべきだと思う。
思いもしない神様の言葉がその人の口から出てくるかもしれないのだから、
決してバカにしたり、命果てる人のたわ言と捕えてはいけない。最後の一言を
家族や周りに残そうとしているのだから。