理解力の問題

様々な分野でこの理解力の問題が考えられる。

この理解力を得る為に私たちはニュースを見、本を読み、講演会に出かけ、知識を

得ようとする。知識の不消化と言う人も見かける事があるがいずれはきちんと消化して

頂ける方であろうと思えるから期待をしている。

昨日久しぶりに友人と前進座の芝居を見に行った。演目は「元禄忠臣蔵ー御浜御殿綱豊卿」

公演前半の休憩でトイレに行ったのだが友達とおぼしき20代の女の子が

「歴史良く解んないから、何を言ってるのかわからない。少しみれば普通なら

芝居の内容ってわかるじゃない、あと一時間でも解らないんじゃないかな。」

確かに忠臣蔵が解らなければ言葉のやり取りは良く解らないはずだ。

作者は忠臣蔵の知識が客にあるという決定の上で話を運んでいる。

私も講演をしたり、ブログを書いたりしているのでつい手前味噌になっていることを

反省することが多い。EHCの会員様には講演で解らなかったら今日のように懇話会の時に

ご質問頂きたい。ブログでは1/100も書けないのです。(月例会の録音禁止も当然です)

また、私も人の子なので様々な友人がいる為かなり強烈な個性と知識のぶつかり合いの中で

揉まれていることも事実です。真っ向から反発する意見をお持ちの方がいてもそれは

その方の個性である、というお付き合いをしています。

その上で私なりに消化できる時間と正しい情報を頂く努力をしているのです。

今起こって居る事を直視して、いらないものは排除し、きちっと考える努力をお互いいたしましょう。