一生の中の一番の感激

参加者全員そうであったと思う。何をそんなに興奮しているのかと思われることであろう。

しかし、これを興奮と言わずして何と表現すればよいものだろうか?


全ての日程を終えて天皇陛下皇后陛下の御会釈を受ける会場に並ぶ、

四列を乱さないように、両陛下のご健康をきずかい、受け答えは短めに.

天皇陛下の御質問に的確に短く答えること。

声は大きな声で、私的なことは話さない様に、細かく言い渡しがある。

各自,緊張のクライマックスに両陛下が到着される。

陛下は黒の凛々しいスーツ姿、皇后さまは黒のロングドレス。

陛下が右,左に皇后さまが控えられて御会釈される。

各団の団長が 何処から来たのか。総勢何人。どんな活動をしているのか、

地元の状況。団体の3番目が「あわうたと古代史を学ぶ会」

団長早川須美子であった。私は皆さんのご厚意でまた一番前で一部始終を見させて

いただいた。



あ〜〜〜。お二人が須美子さんの前にたたれた。

「どんな活動をしているの?」と天皇が聞かれる。

「はい我々は、自分の健康の為、家族の健康の為、日本の国が柔らかな、

良き国であり続けるように心を込めてこの歌を歌っております。」

すると、皇后さまが「どんなお歌なのですか歌ってください。

ねえ。」と言って陛下を即された。すると「そうだね。聞きたいね。」

そう両陛下にいわれて須美子さんが歌いだした。

それに呼応するように30名全員が小さな声で歌いだした。

両陛下のお顔がパ〜ットほころんだ。美しいお顔だった。


7団体全てのお会釈を終えられいつまでも両陛下とも車の中より手をお振りになった。

ご奉仕に長年来ている男性もこんなことは今までなかったと話された。

宮内庁からすればありえないことの連続であったようだが、お許し願いたい。



4日間の皇居ご奉仕が終わった。

ご奉仕というより、「大人の遠足」であった。

国民の一人として、一度は我が国の頂点におられる

皇室に触れ、日本人としての心を養ってほしいものだ。

優しく、人々を包み込む素晴らしい存在。両殿下をお守りしたいものです。