よく眠れた

昨晩はミカン班とマーガレット班のとうし稽古である。

原田大二郎大先生が稽古を監督として見に来られた。

私は「煙が目に染みる」の本番前と本番、見にいらしたときすごく緊張した事を

思い出す。自分をカッコよく見せたいと強く願う人間はみな緊張する。

今日は皆そうであった。しかし、私は緊張したことは緊張したが、

この人のプレッシャーを越えないと舞台での緊張感や、想定外の起こりえない

アクシデントに対処できないと思っている。

「コトネさんは心臓に毛が生えているのですね」とか、

「あがるとか、どうしよう。とかいう事はないのですか?」と聞かれる。

これは私の訓練なのだと思う、今までの人生必然で生きている私である。

神様の駒でしかない巫女としての私は何かの時の為に、心すら動じてはならない

お役目というものがある。舞台は良い訓練なのだと思わざるを得ない。

帰りがけに「あんた、はまり役だね」という声が大先生から飛んだ。

褒められるとは・・・私は演出家の指示を聞いただけだ。

「面白かった。よかったよ。」大先生評。

これで素敵な舞台を確信した。

夜11時までダメ出しが、続く。しかし、昨夜は寝た。