50年ぶりに宮島

50年ぶりに宮島に入る。まるで変わっている。
長い廻廊から赤い大鳥居を参った、今回は潮の引いた砂浜を歩いて大鳥居を下から参る。まるで違う景色だ、鹿も参道も変わってみえる。

父と釣りをした、庭園の突堤を探したが、無かった。対岸工事がされていたのだ。近くのオジさんのビクのなかのハゼを見ようと川に落ちた、三回沈んだら浮いてこないと、言われたが二回浮いて父が助けてくれたその時確かに茶色のカッパをみた。幼い時の強烈な思い出だ。

無くなった父の思い出を探した。その頃私は登り町と言う所に住み、登り町小学校から昼休みは裏手の登り町教会に祈りに毎日通っていた。
皆さんが、教会に連れていってくださる。
余りに変わっていた。50年の月日は小学校を移転させていた。教会も三回変わっていて昔を伝える物は、写真だけだ。本当に半世紀が過ぎたのだ。