続・上賀茂神社

神社には我々凡人には隠された歴史がある、上賀茂神社にはいまだに社家といって

代々神社を守る人々が脈々と残っている所がこの上賀茂神社である。

賀茂神社の武角身命(たけつのみのみこと)は神武天皇の遠征の時神武天皇を助けこの賀茂の地

天皇より賜り、それ以来、賀茂一族と言われ この地と神社そして宮中を守り続けている。

その賀茂の一族は16の枝に分かれて社家解体の時を経ても上賀茂神社の社家だけは

残った。明治の時代に侯爵、伯爵の称号をもらわず社家を貫いた人々の

プライドを垣間見ることが出来た。今回は権禰宜様方から凄い話を伺えたのには

賀茂族の長からのご推薦があったればこそである。感謝に堪えない。

この話も来月の懇話会の時にいらして頂いた方のみにしたいと思っています。

八咫烏の八咫とは握りこぶしを咫(た)といいこれを8集めたほどの大カラス

ということらしいが、上賀茂神社を訪れた時から下賀茂から京都を出るときまでやけに

大きなカラスが私たちの側をうろうろして、まるで見られていたような気分になった。

私も物書きの端くれであるから、全て現場を見て判断することを忘れたくない。

本当の話を確実に知って、作り話を真に受けないように真実を凝視する力も大切である

今回一緒に旅をした人々もあまりのリアルさにコトネと行く歴史探訪の旅の面白さが

理解できたようだ。神社参りではあるが、ただただお参りだけではもったいないのである。

色々な情報の真実は現場を見て根も葉もない作り話か、真実かを感じるところからはじまる。

参加者全員が「神一厘の仕組み」の中いいる事を実感した。