親と子、
今日はもう10年のお付き合いになる親子さんを訪ねた。
お父様が88歳、御嬢さんが私より少しお若い、ご自宅が3階建の為、
フラットの介護、ケアー付きのマンションを購入され二人部屋の大きなお部屋を
親子さんで購入されている。私からみれば幸せそうであるが8月の末にお父様が
ベットの脇で倒れていたらしい、携帯も、ブザーも手に届くところになく、
誰も呼ぶことが出来なかったらしい。身体も動かすことが出来ず、携帯に出ない父親を
きずかって御嬢さんが家から駆け付けて見つかった。たとえケアー付きと言えども
どうも購入当初の約束事から変更変更で経営状況も変わってきていると言う。
親の介護を見る人間は本当に大変である。私などはしっかりした両親が元気で
お互いを支えあって生きていてくれることに感謝しないわけにはいかない。
そんな私だって既に老人の域にはいっているのだ。
御嬢さんも父親の介護の為に今は夜も付き添っている。1時間ごとの排尿で寝れないと嘆く。
よく観察すると、排尿としか言えないのであって、娘さんが自分の傍にいる事を
確認している様に思えた。第三者は当人たちが気が付かない事を気が付くものだ。
やはり、不安であり、寂しいのだろう。
人の振り見て、我が振り直せとはよく言ったものだ。
私もこんなに自由にしてもらえているのも両親の健康の上に成り立っている。
明日あたり顔を見て来よう。