日本人みんな良い人です。
今日は打撲の足を引きずりながら、湿布をして父母のいる青梅慶友病院へ
行って来た。母はいつものように待っていた。11時半まで子供の時の聞き取りをした。
近頃はスマホに録音機能が付いており便利である。しかし母の昔の記憶は大したものである。
特に子供の頃をはっきり思い出す。私は90歳でこの記憶力があるだろうか?話せば話すほど
ドンドン思い出す。しかし。祖母の事も良く話してくれた。
祖母の人生も明治という時代を象徴しているし、母の生まれた昭和という時代も
母の人生を反映している。さて、私の人生はどうだろうか?変わった子供を産み育てた、
二人の女性をじっくり見ていく事にする。母がこの作品は自分が死んでから世に出してくれと言う。
しかしこうやって二人の人生を残せることは何と幸せな事であろうか。
激動の時代を生きた祖母。その祖母に育てられた母の一生も変転の中で凄い。
月一度第一水曜日は両親のもとに通う。14時45分の病院のバスに乗り河辺駅に着く。
打撲した足に靴は辛い。しかし電車は嬉しい事にちゃんと座席が用意されていた。
神様に感謝。それから友人と会う約束をしていたので18時に四谷まで出向いた。
四谷の駅は通勤帰りの人人人。足を引きずる人間に駅員さんが気を留めてくれて
誘導してくれた。殺気立ち疲れた群衆は足を引きずる人に注意を払おうとしない。
世の中こんなに、殺伐としているのだと悲しくなった。
要件をすまし人の波が少し引いた四谷駅ならんでいると、後ろに人人人。
怪我をした人間はこんな思いをしているのか・・・
しかし新宿で前の人がうまい具合に降りた。しかし降りる時はどうしよう・・・
武蔵境まで来た「脚怪我しているんです。降ろしてください。」大きな声で言ってみた。
すると、前の女の人その前の男の人が道をすっと開けてくれて、無事降りることが出来た。
中々、人はいい人が多いのだ、弱者が声を上げれば、皆さん気が付き、手を差し伸べてくれる。
何と有難い事だ。まんざらではない。感謝である。