7月の御盆

東京のお盆は7月13日からである。

息子の家にはかつての息子の父親の位牌がある。当然かつての夫が
帰ってくる。しかし迎えてくれる息子がいて良かったと近頃勝手に私は、思っている。
さんざん息子には迷惑をかけた人である。それでも息子はお盆の行事を行っている。
「13日からお盆ですが、母はまた何処かに消えますか?」
「当然です。」こだわって居るのは私だけかもしれないが、許せない行状を繰り返した人をそう簡単に
許せはしない。私は私の魂が心から許すまでもっと時間がかかると思っている。
自分の親にも兄弟にも疎まれた人だが優しい息子とお嫁さんに感謝している。
死んで終えば生きていた時の行状が許される何て事はない。共に生きた人の深い心を傷つけた部分は
なかなか癒す事は出来ない。そこに負い目も後悔も必要ない。ただ訳の分からない小さな子供は親の
やる事をみて育つのでそこの所は考えるべきだろう。
お盆には必ずお墓まいりを子供としていた事を思い出す。
今年は実家の墓参りをして両親と話をしてこようと考えている。