死を美化して欲しくない。
死とは
生きて動き、笑い、泣いていたものが。骸(むくろ)と
魂に別れる事。
身体を持つから、病も、恋も、失望も、満足も経験出来る。
死ねば、生きている者達の嘘も、誠も、優しさも、バカさ加減も全て解るものと聞く。
その時やっと自分を取り巻いていた環境に気がつくでしょう。
死とは淡々とやってきて、時空が自分に関わるように、生まれてからそこまでの人生に結論を出せる個人的な事だ。
死は決して煌びやかなものではなく、この世を如何に生き切ったかの故人の証にしか過ぎない。
此の地球と言う惑星に生きた醍醐味をしっかりと、
掴んで薨ることこそ、枯れて死んで行く醍醐味も味わえると言うものだ。