アレキサンドライトの撮影
13面体水晶鍼の教本を撮影してくださった、T氏が事務所にみえて
前々から話しているアレキサンドライトの撮影を私の事務所でしてもらうことになった。
何だかこの石は不思議な子なのである。祖母の形見を母が受け継いだ、そして、私に回って来た。
母との話からすり替えられた可能性もある事が解った。ただのアメジストかもしれない。
母がまだ小学生の時満州の奉天と言う所にいた。父親という人がかなりの実業家であり
奉天市の市長が母の家にはよくマージャンをしに来ていたと話す。
ある時お馬車でサンタクロースの様な真白な髭のロシア人の家に親子3人で行ったそうだ。
目的は宝石を買うため、だったようだ。素敵な宝石が机の上にたくさん並んだ、その中から
お父さんが幾つも宝石箱の中に入れたのは見たそうだ。このアレキサンドライトは
その中の一つで、祖母も大層気に入っていたものだそうだ。
今私が次に書こうとしている、女三代記の波乱万丈な生涯の本の表紙をこの宝石で飾りたいと
常日頃思っていたのである。まずは縁があった時にジックリ、撮影して欲しかったのだ。
やっと思いが叶った。さあどんなアンビリーバブルな世界が繰り広げられるのだろうか
楽しみである。