不幸を背負っている人
あなたは死んでしまいたくなるほど不幸だそうです。
誰かと比較して不幸なのですか?
あなたは病気ですか?あなたを頼りにしているあなたより弱い人たちはどうしますか?
ゆっくり、時間はまだまだあります。あなたが生き切らなければ悲しみの種を自分の一番大事な大切な人に
渡すことになります。
今日93歳までしっかり生き切った御老女のお葬儀に出席しました。ドロドロしたもののない、美しいお顔でした。
火葬場の炉の前で御老女の霊体が「お世話になりました。」と皆さんに頭を下げられました。
また私の所に来て「これでさっぱりした。」とも言われました。きっとこの方はさっさと天国に行かれるでしょう。
嫁舅の立場の方もお別れの時「ありがとう。」と言う言葉しか出てこなかったと言われました。色々あったことと思いますが生き切った人の「死」とは
こんな物なのかもしれません。あっさりとしていました。小姑のような人が何時までも若い人を責める言葉を出していましたが至って本人は
さっぱりしていました。それほど、死というものの力のありがたさを知りました。
霊体が穏やかだからかもしれませんが、ご出席のご老体から「今度は私でしょう、この世ではさびしくなりますが、あの世で又お会いいたしましょう。
私も見事に生き切って見せますよ。」という言葉が聞けたのも
耳障りでなく清々しくもありました。
私たちは死というものをどう捕えているのでしょうか?
「死んだ方がまし。」この言葉にはどんな意味を見るのでしょう。
生き切らないで自ら死を選べば生きているより辛い世界が待ち受けています。
皆さん 本当に「死んだ方がまし。」ですか?