久しぶりのテレビ

私はほとんどテレビを見ない。

テレビを見ている時間がないのだ。しかし今日はアルバイトさんが久しぶりに来て下さり

仕事の合間に「どんなブログが読みたいかな?」と聞くと「時事ニュースに即応した意見

など,聞けると嬉しい」と言う事でした。

テレビと言うとどうもコマーシャルが入ると気持ちが乗らないしお笑いがどうしても必要

とは思えないし、(質の良いペーソスにあふれた番組が希望なのですがそんなものは見たこと

ないし・・・・)と思って食事の後片づけをしていると、坂本九の「上を向いて歩こう」=

「スキヤキソング」を追う番組を主人が見出しました。

彼は学生運動の走りの時期を感慨深そうに思い出していたようです。

私もこの時代を生きておりましたのに、大学の講堂から火炎瓶が投げられたと言う事だけで

親に受験するための受験料を出してもらえず目標にしていた大学に受験させてもらえずに

私立の付属高校からその大学にエスカレートに行かされ、私が取った最大の反抗と言ったら親に反対

されたアルバイトなるものをしたこと位でしょうか。それも総理府統計局のお堅いアルバイト先でした。

大学に入っても2年の先輩たちが全学連の学生にかぶれたとか校内でビラを配って退学になったとか、

まるで悪いことをしたようにみなされて真の意味を知ろうともしない、そんな学生であったのです。

もし、私が受験したかった大学の学生でいたらもしかしたら今頃主人のように涙を浮かべて

上を向いて歩こう」を口ずさんでいたかもしれません。

しかし、「上を向いて歩こう」に冬の日というのがある事を知りました。映画の中のラストに歌われる

ものだが、この詩が一番良いと私は思います 皆さんも是非歌ってみてほしいです。

映画  「上を向いて歩こう」より

上を向いて歩こう

にじんだ星を数えて

思い出す 冬の日

ひとりぽっちの夜

幸せは星の上に 幸せは月の上に


上を向いて歩こう

涙がこぼれないように

手をつなぎ歌おう

若い僕らの歌

坂本九という歌手がいた。戦後の私たちの時代を代表する歌手がいた。彼は今私たちにこんな歌を

送ってくれている。齢ばかり取ってしまった。しかしふとあの時代を思い出した。