早いもので

もう明日は東京の人ごみの中に帰らねばならない。

朝食のあと中棚荘の気持ち良い暖炉(ペーチカ)のある喫茶室けん図書室で

二人で本に夢中になる。読みたい本が沢山あると、先生も嬉しそうである。

私は、本を部屋に取りに来た。読み上げたいと持ってきたはずの本をまだ

読みきれていない。部屋からの小諸の山である。