久しぶりの太陽

もう半月前から母親に約束しておいた、娘と二人で両親の所に訪れる約束やっと時間が取れたと言って

約束してあったので二人とも待ちに待っていたようだ、母は庭で転んで背骨が傷ついており首が前に曲がるという後遺症に悩んでいる。若い時と違って思ったように体の成分が良い具合に集まってこない。
施療は若いほど治りが良いのはこんな理由がある。母ももう88歳である。
「去年までこんなレース網が出来ていたのに今年はそんな事をやる気も起きない。」
といって嘆いている。「歳は取りたくないものだ」と気丈な母から聞くとは思いたくないが
「大家族で暮らしていたら寂しくないのに・・・」もう少し老人二人で頑張ってもらえるだろうか
どちらかが弱るとそんな事も言い出す。

久しぶりの太陽に身体の中のぶよぶよした水分がでていってくれる。そんな感じがした。
本当に久しぶりの太陽である。